12/11: 久々に書き込み更新します!

親愛なるみなさま、お久しぶりです!スタジオ・フェニーチェの活動、「9マヨ」を最後に3年もプランクが空いてしまいました。

今日は、私の近況報告をいたします。実は、今年になってから私のプライベートなサイト「joe-takashimanet」が期限切れになりまして書き込むことができなくなってしまいました(期限の更新をしないでいたら別のひとにアドレスを取られてしまいました。仕方ないのでしばらく、このサイトを私の意見発表の場といたします。)

2010年も残すところあと1カ月になりました。私の今年の一番の思い出は公法学会で報告の機会を持てたことです。

公法学会とは全国の憲法、行政法の学者を中心とする集まりで、公法系の学会の中では一番の権威とされています。

私はこの学会に所属して、10年近くたつのですが、公法学会で自分が報告するなどとは夢にも思っていませんでした。というのも、私はこの学会に対して、偉い先生が遠くの方で何か難しい話をしている、という風にしかとらえていなかったからです。

ではなぜ、私のような無名の「いち非常勤講師」が発表の機会を与えられたかというと、今年から「無名の研究者にもチャンスをあげよう」という趣旨で「公募セッション」という特別企画が始まったからなのです。

首尾よく公募セッションの書類審査を通った私は、いささか緊張しつつも10月9日の報告に臨みました。タイトルは「経済的自由の領域における萎縮効果」です。

内容は、かいつまんで言いますと「萎縮効果は表現の自由の領域では強調されるが、経済的自由の領域ではほとんど無視されている。それはおかしい」ということです。もう少し詳しくいうと次のようなことです。

一般に学説は次のような説明をします。「表現の自由を規制する立法の文言があいまいな時、人は何を表現すれば罰せらるかわからないので本来許されている行為を自粛してしまう(これが萎縮効果)。このような萎縮効果を生じさせるあいまいな規制立法は表現の自由に対する重大な脅威となりうるので許されない。しかし、経済的自由の領域では必ずしも萎縮効果は懸念する必要がなく無視してもよい」。

私はこれに対して「経済的自由への規制立法でもやはり萎縮効果は問題にすべきではないか」といって、かみついたわけです。中でも憲法学会の重鎮でいらっしゃる元東大教授の高橋和之先生の教科書を引用し、これに異を唱える持論を展開しました。また、表現の自由の領域で優れた論文を書かれている京大の毛利透先生の著書にも言及し、批判しました。お二人からは報告のあと質問をしていただくことができました(私としては大変名誉なことです!)。

報告した内容については近々論文の形にまとめたいと思っています。

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